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革市通信KAWAICHI COLUMN

ちょっといいモノを毎日に2021年09月03日

ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト

日本革市choice / レザーアイテム特集

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ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト
スペシャリティショップ出身の鎌倉泰子さんが、日本中から集めた革製品の中から、バイヤー目線、ユーザー目線でレザーアイテムをご紹介します。

「自分では買わなそう!」なインパクトのある1つや、さりげなく聞き出した「ずっと欲しかったもの」を渡すのは、箱を開けた時の驚く顔を想像すると楽しくなる素敵なギフト。でも、「これって便利!」って思っていただける、普段使いのものを差し上げるのも、時には良いのかも知れません。
秋の大型連休「シルバーウィーク」を控えた今回は、どなたにでも喜ばれる「毎日使える革のギフト」をご紹介させていただきます。

ペンは無くても持ちたいペンケース

最初は、私の経験からの1品。

ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト

(メーカー:株式会社 パーリィー

この形状は「ペンケース」として紹介されている事が多いと思いますが、「小物入れ」として使うととても使いやすいんですよ。私は通勤時間が長い事もあって、キャンディやチョコレートをいつも持ち歩いているのですが、まず、それらを入れるのにちょうど良い!
浅いので中身が見やすく取りやすいし、大きなバッグの中で、縦でも横でも荷物の隙間にきゅきゅっと入れられるんです。出張の時、サプリメントを入れるのにもよく使います。
こちらの眼鏡&ペンケースは弾力のあるフィンランドエルクで作られているので、ペンや眼鏡等の硬いもの、大切なものを傷つけにくいんです。色は8色もあるので、気に入っていただけるものがきっとあるはずです。

異素材の組み合わせで革の魅力が引き立つ

ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト

(メーカー:株式会社 パーリィー

先にご紹介した、エルクを扱うパーリィーのお品ものでも、こちらは全く違う雰囲気。キップレザーを職人が手作業で染色、磨きながらグラデーションを付けた「クラシックシリーズ」の眼鏡ケースです。陰影のある輝きが美しいですよね。メタルなので、中のものをしっかり守ることができます。ワンタッチで開閉するのも珍しいのではないでしょうか。公式オンラインショップでは名入れも承っているそうですので、特別な贈り物になりそうです。

革だけど革らしくないところも魅力

ポイントカードやお薬手帳等もスマホで管理できるようになりましたが、やっぱり通帳その他、紙のものを整理するのに、ポーチが必要な時もあると思います。

ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト

(メーカー:エールック株式会社

こちらは製品名がずばり「バンクポーチ」。通帳やカードを入れられる大きさで、中のマチ付きのポケットに印鑑を縦に入れられます。裏地が明るいので、小さなものも見やすいです。これ、バッグにも言えることなのですが、全然違います!ご経験のあるかたも多いと思うのですが、一度、内側が明るい色のバッグやポーチに慣れると、濃い色に戻りたくなくなりますよね。イベントなどでお客様とお話する際に、盛り上がる話題のひとつです。
外側の素材はA-LOOKのオリジナル素材で、特にこのグレイがわかりやすいのですが、大理石のような模様とつるんと滑らかな手触りが美しい「モンスーンレザー」です。撥水・防水加工がされているうえに、その軽さにも驚きます。ファスナーは金属ではないので、ここでも重さを軽減しています。少しでもバッグを軽くするのに、ポーチ類はビニールやナイロン製を選ぶかたも多いと思いますが、こちらですと革でもとても軽く、きれいな色ばかりなので、色違いで持ちたくなってしまいそう。

お荷物が多くても、小さなものはすぐ出せるようにしておきたいかたへ

ちょっといいモノを毎日に 家族へのギフト

(メーカー:株式会社 三竹産業

縫製したあとに手で洗いをかけて表情を出した、コンパクトなショルダーポーチです。薄くてもハリがあり、独特なシルエットを作っています。底にだけマチがあるので、小さくても横から見た時の存在感がなんとも言えません。ショルダーストラップは取り外しができるので、バッグに入れてポーチとしても使っていただけます。色ツヤの変化、キズでさえも楽しみになりそうな質感。革製品が特にお好きなかたにお勧めしたいアイテムです。パソコン周りのアクセサリーを入れるのにもよさそうですね。
せっかくなので、一緒に使うのに、小さなお財布もご紹介させてください。4枚のカードとコインは外側に、お札は2つ折りにして中に挟む仕様です。革らしいシワに、控え目なツヤをまとわせた「アマンダオイルレザー」。こちらは大きく開くので、折ったお札でも出し入れが意外と簡単なことを知りました。

バッグ屋さんには無く、お財布売り場には並んでいない、ふとした時に出会うような小さな革製品たち。自分でわざわざ探したことはなかったけれど、使ってみたらすごく使いやすいもの、1年後に会った時「去年もらったあれね...」って話題にのぼりそうなアイテムをご紹介させていただきました。「日本革市」でよい出会いがありますように。不要不急のお出かけは控えなければいけない今年ですが、思い出に残るシルバーウィークをお過ごしください。
それでは、また。

文/鎌倉泰子

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