日本タンナーズ協会とは
日本タンナーズ協会は、国際環境の変化と貿易自由化の外国圧力への対処、海外情報の収集の必要性など共通した認識のもとに、昭和53年(1978年)8月、西日本牛クロム、和歌山牛クロム、東日本牛クロムなどの工業組合が一本化し、製革業者約780名を会員として任意団体で発足。翌年8月社団法人の認可を受けました。
英文名は、Tanners'Council of Japan(略称TCJ)。
令和4年3月31日現在、会員は293名。皮革産地ごとに10ヶ所の支部を置き、大部分のタンナーが加入しています。それ以前は、革種別・地域別組合しかなく、あまり交流しない状態でしたが、時代の進運と共に全国組織の重要性が叫ばれ、初めて全国単一の製革業者団体「社団法人日本タンナーズ協会」として誕生しました。
そして平成25年4月1日、公益法人制度改革による認可を受けて「一般社団法人日本タンナーズ協会」へと移行しました。
弊協会は日本で唯一の製革業者による全国団体として、時代に即応しつつ消費者に喜ばれる革作りを目指し活動しています。
事業内容
- 皮革の生産、貿易、流通及び消費に関する調査
- 皮革製造業に関する調査
- 原皮に関する資料、情報の収集、提供
- 皮革の製造技術に関する研究
- 皮革の生産活動に伴う産業公害の防除に関する研究、施策の推進
- 皮革製造業の経営、技術の向上施策に関する研究、推進
- 皮革製造業の再編のための支援
- 皮革製造業の普及啓発及び人材育成
- 皮革製造業の競争力強化のための経営改善及び構造改善等の支援
- 皮革の輸出入、貿易施策に関する事項
- 皮革の生産、貿易、流通及び消費に関する行政施策の実施に関する協力
- 前各号に掲げるもののほか、本会の目的を達成するために必要な事業
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タンナーとは
製革業者又は皮革製造に携わる人のこと。皮を鞣す(なめす)という英語のtanに由来する。近年は製革業者というより、タンナーという言葉がよく使われている。
「皮革」という文字は「皮」と「革」という2つの「かわ」と読む漢字が並んでいるが、鞣す前の状態のものを「皮」、鞣した後の状態のものを「革」と書き区別している。
その鞣す工程を行うのがタンナーである。日本のタンナーは、兵庫県の姫路市やたつの市、和歌山県、東京都などに集積している。
「皮革」という文字は「皮」と「革」という2つの「かわ」と読む漢字が並んでいるが、鞣す前の状態のものを「皮」、鞣した後の状態のものを「革」と書き区別している。
その鞣す工程を行うのがタンナーである。日本のタンナーは、兵庫県の姫路市やたつの市、和歌山県、東京都などに集積している。