皆さま、こんにちは。鎌倉担当の革市通信、こうして2022年の1回目を読んでくださってありがとうございます。感染対策をしてのお出かけ、オンラインでのお買い物にもすっかり慣れたこの冬。11月、12月と「ギフトシーズン」が終わったばかりだけど、2月は2月で贈り物の季節です。St.Valentine's Day!
ここしばらくのバレンタインは、パートナーにチョコレートをプレゼントするだけでなく、お友達同士で普段買わない素敵なスイーツを贈りあったりするんですよね。私もしてる♪ でも、やっぱり何か「残るもの」をプレゼントしたいと思ったら、何にしましょうか?12月にお財布やバッグ、ジュエリー等を贈りあったり、1月に「春財布」を購入したかたにまたくる、プレゼントどうしようあるある、です。
今回はメンズのカテゴリーを中心に、お財布以外のレザーグッズをご紹介させていただくことにしました。昨年「日本革市」にあまり参加されていないメーカー様のお品物、「日本革市」での人気アイテムなど、色々見ていただきますね。
ビターなチョコが似合いそう
大きさは15㎝×8.5㎝で、マチも少しあるミニポーチ。吸いつくような質感の国産キップレザー(仔牛革)に、同じく上品な触り心地の裏地がついています。ティッシュや消毒液と一緒に、サプリメント等を入れるのによさそうです。ポケットWi-FiとUSBメモリースティックはどうでしょう。甘いものがお好きなかたに差し上げるなら、中にチョコレートを入れておくのも素敵です。メーカーのWebサイトでは「チョコブラック」と呼ばれている「ブラウン」もあります。
「2個入る!」「カードも入る!」の人気アイテム
車の鍵が大きいせいで、欲しいキーケースを諦めたことがあるかたもいらっしゃるかもしれませんね。「株式会社パーリィー」では幾つかのキーケースをご用意しているのですが、こちらはスマートキーが1つではなく2個入ることで、「日本革市」でもメーカーのWebサイトでも特に人気のあるアイテムです。そして、開いた左側には、カードやカードキーも入ります。肌触りのよいフィンランドエルクの革は、適度な厚みと弾力があって、裏地をつけなくても中の物を守ってくれますし、毎日触るので、手の皮脂や紫外線での経年変化も楽しみですね。
話はそれますけど、「スマートキー」が市場に誕生して来年で30年、ってご存じでした?って私、今ここで調べて知ったんですけど。でも、日本ではまだ20年が経ったばかりなんですって。(意外と経ってた...。)
サイズについても心配ご無用 穴無しのスライド式ベルト
シンプルな黒いベルトって、スーツを着るお仕事の方なら誰もが一本お持ちだと思うんですけど、バッグやシューズは合成皮革のお品物を使っていても、ベルトだけは本革、というかたはいらっしゃいませんか?本革ですと、保湿と乾燥のバランスを考えながらお手入れを続けていれば、何十年も使っていただける製品もありますから。でも、お忙しいとなかなか...。それで、コバの部分がささくれてしまったり穴が伸びてしまったり、はたまた体形の変化でサイズが変わり穴をずらしたらそのまま、変形してしまった穴が隣に並んで見えている、なんてかた、時々お見掛けします。
市場にある穴無しベルトのように、本革の弾力と伸縮性、耐摩擦性を利用していることはこちらも同様ですが、元々ベルトメーカーだった三竹産業様の、高い技術と丁寧な製法からなるふっくら感はまた格別です。バックルの裏でカットしてだいたいの長さを調節、あとは、バックルをスライドさせて微調整ができます。 ベルト幅は3㎝、剣先も丸みを帯びながらスマートなラインなので、女性にも使っていただけそうですし、オイルレザーの柔らかな雰囲気のツヤは、ビジネススタイルだけではなく、お休みの日のカジュアルなファッションにも合わせることができます。
革製品のお手入れについては、色々なWEBサイトがありますよね。こちら「革の基礎知識」もぜひ参考になさってくみてださい。
触り心地が再重要事項、かも
私も今ブックカバーを探しているところなので、これを。スタッフみんなで勉強するために会社からお借りした本などは、やはり汚さないようにブックカバーを付けて持ち歩きたいものですし。
ブックカバーって、作りもとてもシンプルなので、選ぶ決め手は機能ではなくて、素材の良し悪し、手触りの好みになります。こちらで使われている牛革は、オイルをたっぷり含ませたもの。新しい状態ではマットな風合いですが、使い続けていくうちにツヤが出てくるのがとても美しいです。「Foglia」のWebサイトで各色のエイジングが確認できます。名入れもできるそうですので、プレゼントにぴったりですね。
今、お財布よりも使用頻度が高いもの
少し前まで、お客様とお財布の話をする時って「何よりも1日の中で一番触れるもの」というようなことを言っていましたが、今はこれ、違いますよね。毎日持ち歩いてはいるけど、一番触れるものって、気付けばスマートフォンなのではないでしょうか。プレゼントしたものを毎日使ってもらえるのは、とても嬉しいものですよね。
革は伸縮性のある素材なので、お財布等でもカードポケットが伸びてしまわないか心配というお声を聞くことがあります。でも、こちらのスマホケースのカードポケットは、上ではなく内側を向いているので、もし革が柔らかくなっていってもカードが抜け落ちてしまうことがありません。なだらかなカーブを描いてカットされているので、出し入れもしやすいですよ。
こちらの革も、使うかたのライフスタイルで経年変化にも個性がでる素材。深みの出る色ツヤが楽しみな6色展開。気に入っていただけるお色がきっとあると思いますので、お揃いでいかがですか?カバーの中に納まる大きさであれば、どんな機種でもお使いいただけます。
レザーアイテムのギフト。いかがでしたでしょうか。今回は比較的「革らしさ」がわかりやすかったり、エイジングが楽しめるものをピックアップしてみました。合成皮革の思いもよらないような鮮やかな発色とはまた違う、上品な色ツヤと経年変化が魅力の5つ。ブラックやブラウンのベーシックカラーだけではなく、きれいな色も揃っていますので、バッグやお財布等のお手持ちのレザーアイテムとのカラーコーディネイトを考えて選ばれるとよいと思います。ベルトは履くことが多い「シューズの色」に合わせるとまとまりますよね。
それでは皆さま、パートナー、ご家族、お友達と、Happy St.Valentine's Day♡
早いところは12月、だいたい1月から2月にかけて、百貨店やスイーツブランドはどこも「イチゴ推し」。昨年のバレンタインの頃、私もイチゴのかわいいプチケーキを買って職場のスタッフと食べていました。いつかイチゴのパフェを食べに行きたいと思っているのですが、友人とは予定は合わないし、まずは予約が取れないし...、で今年も無理そう。5,000円のパフェってどんななんだろ。食べてみたいのは、香川産のイチゴ「さぬきひめ」のパフェです。こちらは2,000円くらいだったかな。
次回3/4(金)の革市通信は、「タイプ別 名刺入れ選び」の予定です。お楽しみに。
それでは、また。
文/鎌倉泰子