2021年8月に大幅リニューアルをした「日本革市」Webサイト。ほぼ毎週、金曜日に新しいアイテムを追加し、現在は350アイテムを超えました。色違いをいれればもっと!「素材から作りまでメイドインジャパン」をキーフレーズに、皮を革にする「タンナー」と日本のデザイナー、職人の3者が高い技術で結ばれた結果生まれた、安心の日本製です。
今年の日本革市も残すところあと2回。会場では、その地域の特性に沿ったアイテムが選ばれること...例えば、広島県では「広島カープ」のチームカラーの「赤」がお選びいただくフックになったりします。またその他の例では、開催回数が既に10回、と多い福島県ですと、革に詳しいご来場者も多く、ご自分のものだけではなく「ギフト」を選ぶかたも多いとか、ある種の地域性が色濃く表れる場合があります。それではWebサイトではどうでしょうか?そこで今回、初めて「Webサイトでの人気アイテム」を挙げ、革市通信で皆様にもご紹介させていただくことにしました。今年の春、4月から10月末までの7カ月の間で、日本革市Webサイト内コンテンツ「JAPAN LEATHER ITEM」の掲載アイテムから、メーカーサイトまで製品を見に行ってくださった数が多い、上位10品番はこちらです!
1位:chi.wata(チワタ) / 極薄 本革ミニ財布
1位なんじゃないかと思っていましたよ!えぇ!幅11㎝、高さ8.5㎝、厚さは1㎝に満たない、オリジナルの形状の、ユニセックスでお使いいただける極薄本革財布です。
何故かと言いますと、北から南へ各地を廻る日本革市の会場、どこの会場でも人気があるからです。同じ形の薄いお財布が数十個、規則的に並んだディスプレイは目を引き、足を留めてくださるかたが多いchi.wataのブース。製品の説明をするデザイナーさん、職人さんのデモンストレーションと軽快なトークも通りがかりのかたがたを引き付けます。色、素材も多いので、その場ではお決めいただかなくても、お家に帰ってからゆっくりWebで選ばれるかたもいらっしゃるのでしょうね。堂々の1位でございました!
2021年の秋の吉日に合わせてお財布をご紹介させていただいた革市通信でもご紹介していましたね。
2位:TODAY'S(トゥデイズ) / ハイヒールストラップシューズ
こちらも上位にくるのではないかと思っておりました。日本革市会場ではご用意していない時もありましたが、「JAPAN LEATHER ITEM」に掲載されてから、季節やトレンドに関わらず一定数のかたがたにご覧いただいていたので、これは「ストラップシューズ」でありながら、かわいくなり過ぎず、「ハイヒール」で「安定感もある」的な検索ワードで検索し続けられているものなのでしょう。そして「本革」。メダリオンでトラディショナルな雰囲気があるというところも、レザーアイテム、本革シューズにこだわりがあるかたの心を掴むポイントかも知れませんね。そうそう、奇抜じゃないんですけど、結果的に珍しいアイテム、なんだと思います。こちらも革市通信「春のシューズ特集」でも取り上げさせていただきました。ブラック、チョコ、写真のマロンブラウンの3色です。
3位:Petrarca(ペトラルカ) / キューブ型ハンドバッグ
すごい!こちらは急上昇です。「JAPAN LEATHER ITEM」に掲載されたのはこの秋、ついこの間ですので、それで3位とは、皆さまの注目度の高さが伺えます。
肩にかけられなくたって、斜めがけができなくたっていいんです。この、ころんとしたキューブ型がかわいいんですよね。底鋲がついているので汚れもつきにくいですし、開口部にはベルトが一本渡っているので、開いた口も安心感があります。現在日本革市Webサイトには掲載されていませんが、今年の9月に東武百貨店池袋店で開催された日本革市では、蛇革のものもご紹介していて、とても素敵で1番の人気でした。素材違い、色違いも色々あるそうですので、イベントなどで見かけたら是非手に取ってみてください。
4位:A-LOOK(エールック) / ショルダーストラップ付き2WAYハンドバッグ
日本革市でご紹介しているバッグはもちろん全て日本製ですから、デザインだけではなくポケット等の使いやすさにも、日本人のライフスタイル、好みに合うよう配慮されているものが多いです。その中でも「エールック株式会社」のお品物はハンドバッグやトートバッグでも「ショルダーストラップ」がついている「2WAY」「3WAY」が多く、手に取るかたがたに選ばれています。こちらも、コンパクトなハンドバッグで、手に持てばクラシックな印象ですが、お出かけに嬉しいストラップ付き。ポケットも充実しています。あとね、かわいいのは小さなタッセルです。
5位:azzuni(アッズーニ) / パンチングトート
これは、日本革市会場では上品な色と、皆さま驚かれる「軽さ」が魅力なのですが、Webサイト上でも人気とは、やはりデザインも評価されているということですね。ベルトを留めてすっきりしたラインにしても素敵ですし、お出かけして荷物が増えても安心の大きさがあるのもいいですよね。写真のホワイトも「真っ白」ではないので1年中使える色ですし、日本革市会場では「ブルーグレイ」が人気です。7色もあります。
6位:chi.wata(チワタ)/ 超軽量 牛革バックパック
スポーティな雰囲気とファッション性のバランスが絶妙。シンプルだけと地味じゃない、ベーシックカラーでもさみしくならない、chi.wataのロングセラーです。日本革市の会場では素材の展示もしているのですが、こちらの牛革も来場者の皆さまによく手に取られています。黒はしっとり柔らかで、成牛の革ですが仔牛革のような柔らかさがあって繊細な手触り。その他の色は、大理石のような色柄で、紙のような触り心地なんです。ワックスコーティングをしてあって、撥水効果があるそう。背負った時の丸みがかわいいミニサイズもありますよ。
数年前までは、オンラインで靴を選ぶなんて...と思っていた私も、気が付けばそんなこともすっかり当たり前に。仕事で履く本革シューズも、普段使いのスニーカーも、お気に入りのブランド、木型がわかればオンラインでリピートするようになりました。
7位以降は、靴の街「神戸」のシューズが続きます。
7位:....AshiOTO(アシオト) / 3E 超軽量 レースアップシューズ
シンプルな黒い本革シューズですが、素材はブラックのエナメル。トゥにはスクウェアにも近い丸みを持たせ、アウトソールはヒールまでの一体型を採用した歩きやすいレースアップシューズ。元々は、トップアスリートにも支持されるような、インソールのスペシャリストである藤原化工株式会社のオリジナルブランド「...AshiOTO」の1足です。「アシオト」って読みます。顧客様を訪問するような、たくさん歩くお仕事の時にも、ちょっとおしゃれをしたいシーンでも使えるような、「きちんと感」と女性らしさがある、本革の黒い靴。1足持っているときっと便利です。エナメルよりも落ち着いた印象の、スムースレザーでもご用意しています。
8位から10位までは株式会社ハートビートのシューズが並びました!
8位 :TODAY'S メダリオン レースアップブーツ
9位 :TODAY'S サイドゴア ショートブーツ
10位 :4E 本革スニーカー
TODAY'Sはメンズもレディースもありますし、サンダルからロングブーツまでいろいろな本革シューズ 作っています。
既に1足お持ちのかたが、その履きやすさで色違いや他のデザインをオンラインで探したり、日本革市をはじめ、各地のイベントで目にしたかたが、じっくりあとでご覧になっているのかな...と考えると、なんだか私も嬉しい気持ちになって、日本製の本革シューズ、すごいんだな!って思えます。今は日本革市Webサイトで紹介しているのはこちらの15足ですが、メーカーサイトはまだまだご用意がありますので、見にいってみてくださいね。
出品物は場所によって違いますので、ご覧になりたいお品物があればメーカーに直接お問合せいただくことをお勧めいたします。お探しのものが見つかりますように。そして、よい出会いがありますように!
それでは、また。
次回の12/16(金)の革市通信はクリスマスギフトのご紹介です。
お楽しみに!
文/鎌倉泰子