2023年、最初のギフトイベント。そう、2月のバレンタイン。お目当てが特になくても百貨店で開催されるようなバレンタインイベントは私も楽しみにしているのですが、バレンタインは既にチョコレート界隈だけのイベントではなくなってきていますよね。
年末年始でご家族やお友達に会えなかったかたも、「いつもありがとう」「これからもよろしくね」という気持ちを伝えられる時。普段使いのアイテムを渡して、「会えなくても気持ちはそばに」と、温かい気持ちを託せるのはやはり長く使える本革素材が頼れます。「日本革市」の今年のお勧めはこの6つ。プレゼント選びの参考にしていただけると嬉しいです。
もちもち触感のハート型
ちょっと横に広がったような形が手のひらに収まって握りやすいレザーのハート型キーホルダー。これだけ詰め物をしっかり詰めて、ぱんっぱんに仕上げるのはなかなか大変そうです。適度な厚みと弾力、伸縮性のある鹿革の特徴が活かされています。スマホショルダーなどの、細いショルダーストラップのバッグにつけてもきっと素敵。落ち着いたお色もある5色展開です。ご家族でお揃いはいかがでしょう。玄関スペースにたくさん人数分置いてあったらかわいいですね!
文房具、メイクグッズ...用途は色々ミニポーチ
大きさは縦8㎝×横14㎝×マチ3.5㎝で、「ちょっと薄め」という印象です。十分な深さがあり、マチが薄くても明けやすいのは縫製の良さとこのファスナーのカーブのおかげ。製品そのものの美しさだけではなく、それを持つ人の「所作」も大切にする「フォーマルバッグが得意なメーカー」の工夫とセンス、ですね。
女性らしさはあっても本革でしっかりした作り。甘くないデザインなので、化粧品を入れてデスクの上に置いていてメイクポーチには見えないし、内装はテフロン加工をした生地を使い汚れがつきにくいのも、用途を選ばずに良いですよね。外側は汚れやキズが目立ちにくい、型押しシュリンク加工の牛革です。ブラック、アイボリーの色違い、もう一回り大きいMサイズもございます。色によって印象が全く変わるので、ギフトにお勧めのアイテム。男性にも女性にも選ばれています。
「ちょっとそこまで」の時も本革バッグがあれば
スウェットやデニムにスニーカーなどのカジュアルスタイルの時こそ、スタイルを左右するのは「バッグ」。本革で定番感があるデザインのものをプラスすれば、「手抜き感」なくおしゃれにまとまります。縦横のバランスがかわいい形が、マチ部分のスナップをはずすと舟形に大きく開き、少しシャープな印象に。着脱式のショルダーストラップがついているので、斜めがけもできます。
車での移動が多いかたには、助手席に置くドライビングバッグとしても。華やかな挿し色になるレッドの他、上品なライトベージュ、シルバーのスタッズが映えるブラックの3色展開です。
キーもお財布もこれひとつでOK
小さめバッグをご紹介したので、そんな時に便利なレザーアイテムも。中に鍵を付けるキーチェーンがついた、少し厚みのある小さなマルチケースです。
マチ無しのポケットがあるのでお札を畳んで挟み、マチがあるのでコインも入ります。大きさによってはスマートキーも入りそう。外についたリングも、ストラップを通したり大きな鍵を付けたり...使い方は色々です。
「本革の定番色」のブラウンやブラックも、箔加工とサークル柄で一味違う仕上がりです。
革好きさんの中でもシューズマニアの定番ギフト?
ビジネスシューズでも、スニーカーでも、シューズを大切にされるかたへのギフトできっと喜んでいただけるアイテムが「靴べら」。玄関口でのスマートな立ち振る舞い、靴の型崩れを防ぐだけではなく、こちらはキーホルダーの機能もあるシューホーンです。
左はキップレザーに手作業で特別な加工をした「アドバン仕上げ」、右は特殊な素材作りに取り組んだ、透明感のあるコードバン。「革ってこんなことができるんだ」と素材そのものの面白さも知るきっかけになるような2つのレザーアイテム。どちらもギフトボックス付きです。
昨年のバレンタイン特集もデイリー使いのアイテムをご紹介しましたが、振り返ってみると1年経って新作、新ブランドも増えたなぁ、と感じました。「ハート型」といっても色と素材でこんなに雰囲気が変わり、かわいいだけではありませんし、「小さいハンドバッグ」はもはや女性のためだけのものでもありません。ショップは無いブランドもありますが、より個人的な好みや使い道に対応できる革小物が求められている今、こうして「日本革市」Webサイトで皆さまと「素材から作りまでメイドインジャパン」の本革アイテムを繋げることができたら、と思っています。Facebook、Instagramも是非フォローしてくださいね。レザーアイテムだけではなく、タンナーやイベントのご紹介もしています。
それでは皆さま、Happy Valentine's Day♡
今はそんなことはないけれど、食べ終わってなくなってしまうチョコレートが、バレンタイン限定などの美しい箱に入っているのを見るのはやはり楽しみ。いつも買うブランドは決まっているけれど、ちょっとの冒険心で食べたことのないチョコも買ってみようと思っています。
いつもチョコをプレゼントしているなら、今年はレザーアイテムを選ぶのはいかがですか?いつもと違う笑顔が見られるかも。
次回またお会いしましょう。
それでは、また。
文/鎌倉泰子