
1月から6月末までの6カ月の間で、「日本革市」Webサイト内コンテンツ「JAPAN LEATHER ITEM」の掲載アイテムから、皆さまの検索件数が多い先日の10位から6位のご紹介に続き、今回は5位から1位の発表です。
毎週、金曜日に新しいアイテムを追加し、現在は427アイテムを超えた、「日本革市」Webサイト内、「JAPAN LETHER ITEM」。エコでサステナブルな素材である「本革」に向き合い続け、「素材から作りまでメイドインジャパン」をキーフレーズに、レザーアイテムをご紹介しています。ご紹介している製品はすべて、食の副産物である「皮」を、素材としての「革」にする「タンナー」と日本のデザイナー、職人の3者が生み出す安心の日本製。ランキング「常連アイテム」も出てきたようです。「日本革市」が自信を持ってお勧めできる5品番はこちらです。
5位:トゥデイズ / ウィングチップ 7㎝ヒール ストラップシューズ
昨年もランクインしていたこちらのシューズ。メンズライクなメダリオンだけどハイヒール、ハイヒールだけどシャープ過ぎない...。色々な要素が集まっていて、足す必要も引く必要もないバランスのよい個性を生み出しています。

(メーカー:株式会社 ハートビート)
私の第一印象は「珍しい!」。メンズ顔のハイヒールシューズです。丸みのあるスクウェアトゥも、つま先が楽そう。写真のマロンブラウンの他に、濃い色のチョコブラウン、ブラックの全部で3色展開です。「きれいめ」の印象を保ちながら経年変化が進む、お手入れも楽しくなる牛革を使っています。
4位:chi.wata(チワタ) / A4ユニセックス バックパック

(メーカー:株式会社 chi.wata)
ステッチを極力避け、柔らかい本革の触り心地と上品な印象を残したバックパック。正面から見たシンプルなイメージと違い、サイドから見た時のデザインは立体的です。内装は3つに分かれていて、大小のものを「背負い心地」に合わせるように整理できます。ショルダーストラップは中綿入りで、肩への負担をやわらげています。
3位:WOGNA(ヲグナ) / オリーブレザーⓇ ショルダーストラップ付き 2WAYトートバッグ
ランキング10位以内に、3品番が入っているエールック株式会社。3つとも地元 香川県の名産品のひとつ「オリーブオイル」を使った「オリーブレザーⓇ」のお品物です。

(メーカー:エールック株式会社)
広めのマチと充実したポケットが、おでかけに使いやすそう。マチは13㎝ありますが、開口部に向かって少し細くなっていて、体の脇にも収まりやすいデザインです。
均一的な顔料仕上げではなく、革らしい経年変化も楽しめる素材でいながら、発色も良いところもが特徴の本革です。こちらのトートバッグだけではなく、ぜひメーカーサイトで他のアイテムもご覧くださいね。
2位:chi.wata(チワタ) / 超軽量 A4 バックパック
もうひとつchi.wataのバックパックが去年の6位に引き続き、ランクアップしてイン。これ!この吸いつくようなしっとり感!撥水、防カビなどの加工をした、本革の手触りに機能性を持たせたレザーを使っています。Web上ではお取り扱いは終了となっておりますが、「日本革市」のイベントでは同型が新素材でも発表されておりますので、是非会場でコレクションをご覧ください。

(メーカー:株式会社 chi.wata)
1位:chi.wata(チワタ) / 超薄型 総革 コンパクト財布
昨年のランキング記事で私、開口一番がこれでした。「1位なんじゃないかと思っていましたよ!えぇ!」。
おめでとうございます!今年前半ランキングでも1位はこちらでした。
写真の3色は浅めのエンボス加工で、クロコダイル柄を表現しているのが特徴。写真では3色だけご紹介していますが、イベントではこちら以外の色と柄のバリエーションを見ることができますので、とっても楽しいですよ。豚革や牛革を、染色、型押し、フィルム加工でバリエーションが豊富。日本革市会場では常時何十もの財布をディスプレイして来場者の目をひきつけています。この薄さでも、2つ折りにしたお札は15枚、カードは10枚、コインは20枚が収納できます。スタッフのかたの手品のような製品の紹介と軽妙な語り口は必見必聴ですよ!
2回に渡るランキング形式の「革市通信」、お付き合いありがとうございました。2023年前半のランキングでしたが、「週間ランキング」は「JAPAN LEATHER ITEM」でいつでもご覧いただけます。スクロールしていただくと、下のほうに「キーワード検索」ができる機能もありますので、ご利用ください。小さすぎない「小さめ財布」やモバイル+何か、が入る「ちょっと大きめスマホショルダー」が注目アイテムです。「日本革市」Web、「日本革市」会場で、ぜひご覧くださいね。
では、会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。
それで、インポート製品なので同じパーツが見つからず、よく見るとちょっと違う、というかよく見なくてもなんか違うパーツが付くことになってしまうんです。あーあ...。本革なので手入れをして長く使えそうなのですが、こういう時「日本製」だったらよかったのにと思う時もあります。長くお付き合いしてもらえるブランドに会いたいですよね。
次回の革市通信は9/8(金)。初企画!の特集ですのでお楽しみに。
それでは、また。
文/鎌倉泰子